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2019鳥海山頂記録8月31日

山頂6時くもり 気温9.5度 風やや強い 視界50メートル 2019.8.31 あっという間に8月も最終日。土日の天気はまぁまぁ良さそう。 〜10年という時間の中で1〜 「何事も10年続ければモノになる」 誰かがこんな事を言っていて、何故かその時しっくりきた。 根拠なんかはない、大体この言葉をはじめて見た時、まだ自分自体がせいぜい20年と少しぐらいしか生きていなかったし、10年何かを続けていたかと […]

2019鳥海山頂記録8月30日

山頂7時くもり 気温8.6度 風強風 視界100メートル 雨は降っていないが、風が強くうごめくガスの中。雨と風の今日の予報。 2019.8.30 〜誤算シリーズ結び〜 いつもそうだ。 思い返せばいつもそうだった。 まるで行き当たりばったりの人生のように見えるかもしれないこの生き方は、そっくりそのまま行き当たりばったりの人生なのかもしれない。 これでも自分なりに未来へのビジョンを描き、予測し、最善の […]

2019鳥海山頂記録8月29日

山頂6時雨 気温 9.2度 風強風 視界50メートル 昨日は一日中雨とガスと風の中だった、今日もつづくのか。下界からカニカマのソーダ味が届いた。焼いてもマヨネーズかけても醤油かけてもソーダ風味は取れなかった。 2019.8.29 〜誤算シリーズ4〜 山はいつも心をフラットにしてくれる。 下界にいては、なかなか気付く事のできないあれこれを見えやすくして思い出させる。 いつでも、いつの日も日常に起こる […]

2019鳥海山頂記録8月28日

山頂6時雨 気温9.6度 風強風 視界50メートル 昨日とはうってかわって雨と風、しばらく好天は望めない予報。山頂は完全に秋に支配された世界 2019.8.28 〜誤算シリーズ3〜 山小屋の仕事に就いた2010年頃までの私にとっての詩は音楽と常に対のモノであり、つまり歌詞としてのものが主だった。 曲がありそこに乗せるためのモノであったり、詩がありそれを乗せる為の曲を創ったりしながら完成へと向かう、 […]

2019鳥海山頂記録8月27日

山頂6時晴れ 気温8.0度 風 無風 視界良好 綺麗な影鳥海、天気は今日まで持ちそう。 2019.8.27 〜誤算シリーズ2〜 私は山にただ詩を描きに来た。 普段の生活から離れ、街中ではおよそ出会えない壮大な景色、環境の中で暮らし、その世にも美しい光景の本質をじっくりと見極め、音に、詩に、言葉にしていく。 それはそれはさぞかし立派な詩が書けるのではないかと期待した1年目の終わり。 詩は全くと言って […]

2019鳥海山頂記録8月26日

山頂6時 くもり 気温8.5度 風 無風 視界50メートル 光を通す浅いガスの中、もうすぐ晴れそう 2019.8.26 〜誤算シリーズ1〜 山頂に在る景色は、神社や山小屋などの人が造った一部のものを除けば、100年200年、又は1000年2000年とほとんど変わらない自然のありのままの姿だと言える。 これがつまり人間の目に映る時、美しいとか、素晴らしいとか、恐ろしいとか、心を揺さぶり感動というよう […]

2019鳥海山頂記録8月25日

山頂6時ガス 気温 7.2度 風 弱い 視界100メートル 山頂はガスの中だが明るい、今日から3日間ほどは晴れる予報。とにかく急に寒すぎる。 2019.8.25 〜さかなやさんと俺forever〜 さかなやさんは酒が好きだった さかなやさんは酒を呑むと誰とでも仲良くなった さかなやさんは酒を呑んで毎晩記憶を失っていた さかなやさんはそれでも毎日好きなの酒を呑んだ そしてある年の夏の入り口、また3ヵ […]

2019鳥海山頂記録8月24日

山頂6時くもり 気温 8.8度 風 強風 視界100メートル 風は強いが明るいところを見ると雲は薄い、今日はいずれ晴れ予報 2019.8.24 〜さかなやさんと俺エピソード5.5〜 青年はすでに結構呑まされて酔っているようだった。 さかなやさんはまさに絶好調、完全に無敵無敗の王者の如く、その若者との夜のセッションの主導権を握り、心ゆくまで我が家でくつろぐがよいぞと持て成そうとした。 青年は「もう呑 […]

2019鳥海山頂記録8月23日

山頂6時くもり 気温12.0度 風 弱い 視界100メートル 山頂は弱い風と濡れガスの中、今日はこんな一日か。 2019.8.23 〜さかなやさんと俺エピソード5〜 さかなやさんは良い酒呑みだ。 彼は酒を呑むと誰とでも仲良くなった。 ある日たまたま泊まりにきた初対面の地元の青年と意気投合し、夜も更けるまで酒呑みは続き、スタッフの晩酌の場では収まらず、私とさかなやさんの寝床で延長戦が始まった。 その […]

2019鳥海山頂記録8月22日

山頂5時半くもり 気温12.0度 風弱い 視界良好 雲が漂う穏やかな朝。 2019.8.22 〜さかなやさんと俺エピソード4〜 さかなやさんは毎晩記憶をなくしている。 毎晩毎晩かかさずに。 泊まり客の夕食を出し終えて1日の仕事は終わり、毎晩そこからスタッフの晩酌がはじまり、誰かが酔い潰れる頃お開きとなる。 昼間から隠れて酒を呑んでいるさかなやさんも晩酌となると堂々としたもので、金色の持ち手の上等な […]