鳥海山頂8月22日day53〜山頂に暮らす〜

おはようございます!

山頂5時半、深いガス、気温13度、風強い、視界20メートル
今日の下界の天気予報は一日中雨、明日の午前中まで降り続くと言っており元々数の少ない泊まり客は恐らくキャンセル、こんな日の山小屋管理人は朝から晩まで酒に飲まれるか、朝飯朝寝、昼飯昼寝、夜飯就寝と神様の家畜のような存在を気取るかの二択しかない。

 

では、続きます。

自分の不出来をおぎなう何か、近年のテーマとなりつつあるなんとも情け無い傾向にも光を見いだしたい年頃。
まずは現状の把握。
人間の非力など簡単に消し去る力漲る圧倒的大自然の中にいて、言葉が人類最大の武器だとしてもそれは無力に等しいという事実を感じる、それに抗う者なりと自らを鼓舞し、多少不便な生活の中、行動の選択肢の単純さが生む時間の質量だけが頼り。
対策。
前に進みたい時こそ旅の原点を今一度振り返り、自分にとっての詩とは何か、何の為に書き何故書くのか、という初心を掘り起こす。
現時点で掲げる理想の形をしっかりとイメージし、道程を把握して見合った”今やるべき事”を選択し行動。
せっかくなのでここに私が出会った世界最強の詩を残しておく。
”元気があれば なんでも出来る”
詩人 アントニオ猪木
理由は単純明解、如何に少ない文字で、如何に真理を掴みながら大勢の人にそれを伝えることが出来るか。文字数が少ないほど覚え易く記憶に残り、永く伝え行く能力に長けている。難しい言葉を使わず、聞いただけで意味がわかり、それはまだ人生経験の少ない子供にもわかり、ほぼ達観したご老人ですらその人生経験そのものに語りかけ共感を得る力を持つ、他に類を見ない、まさに世界最強の詩と決めつけている。

続く。