鳥海山頂8月23日day54〜山頂に暮らす〜

おはようございます!

山頂7時、強雨、気温13度、風強い、視界20メートル。

昨日の山頂は一日中台風のような強風と唐突な豪雨の繰り返し、宿泊客はなく、ヨガにいつもより時間をかけ、書き物の仕事をし、明るいうちに酒を飲んでテレビで甲子園観戦を楽しんだ。いや、それしか無かった。

私の人生の中で野球との縁はこれまで無かったが、山頂暮らしのここ8年ほどは甲子園のテレビ観戦の機会に恵まれなかなか楽しい。プロ野球もメジャーリーグも見てもよくはわからないが、甲子園のたった一球を命懸けで追う姿は極上のエンターテイメント、人はいつでも誰かの本気が見たいのだ。誰もが歳を重ね、いつしか機会を無くしていくあの本気、本気で走る、本気で叫ぶ、本気で怒る、泣く、笑う、本気で生きる。甲子園の最大の魅力は、たった一度も負けるわけにはいかないという全員の共通意識から生まれる出し惜しみのない全力。
そうやって1秒1秒を生きていけたら、なんの後悔も悩みも無くなるはずなのだ。例え何かに負けても、失敗しても、それが常に全力の自分であれば。

詩を書くという行為であってもそれは実は同じこと、ただその場のひらめきが産む偶然が素晴らしいやイマイチを生み出すわけではない、それまで生きた全てが載っかるたった一節、今日は心静かに待ってみる。

本日は夏の甲子園決勝。