2019鳥海山頂記録9月3日

山頂8時くもり

気温 9

風 弱い

視界50メートル

風の弱い霧の中、明日から晴れ予報、台風が近づいている。

2019.9.3

10年という時の中で4

鳥海山頂美術館という企画は自分が思った以上の反響を世間にもたらした。

雪の在る春の時期にスキーを履いて作品の荷上げをする事、秋田、山形と鳥海山麓という基準でアーティストを募集するという地元重視の企画、日本1高い場所にある日本1小さな美術館という特異さ、そして、ただひたすら地元の人に鳥海山に登ってもらいたい、という目的のわかりやすさ。

これらは新聞、テレビなどですぐに注目され、瞬く間に鳥海山頂の夏の風物詩の地位を築いていく。

同時に「鳥海山頂美術館館長」という自分自身が勝手に創り出した肩書きは、沢山の方々と出会うきっかけとなり、自己紹介を簡潔にし、様々な場面で事を起こしやすくしていった。

自分自身で勝手につけた肩書きの利用価値、そして世間の目の引き方、メディアの利用方法と効果、そしてそれによるリスク&リターンなど、新しい世界の扉が開き、沢山の出会いを生み、その出会いがまた新たな展開を生む。

自分ひとりではいつも出来る事は限られるが、夢を語れば聞く者がいて、結果必要な人材やモノや事は自然に集まっていった。

感謝を思えば思うほど、何かの形で返したいと思うほどに、助けられ、救われ、導かれ、全く恩返しが間に合わない状況となり、更に自分の中の感謝の気持ちが増し、自分の行動がより世間、他人へ向いていく。

これがいわゆる、事は善し悪しではなく、好循環か悪循環の流れの中に常にあるという事であり、循環を良くするパターンを考える必要性を与え、一度自分の視野を離れ全体を見渡す目を養い、また自分を成長させていった。

必要なのは失敗をけして恐れない無謀な勇気と、何かあった時の自分自身が責任を負う覚悟、そして自分の実力を知る事と限界を作らない事、他人を完全に信用し信頼し任せられる事。

気がつけば全てこれまで詩にしてきた事。この10年間は、詩として表現してきた自分なりの人生哲学、その想いの実践の時代と言えるかもしれない。

つづく。

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