鳥海山山頂7月13日day13

おはようございます!

山頂、深いガスの中、気温13.5度、風弱い、視界15メートル。

鳥海山と水の話 その3
以外と浅い水の歴史
鳥海山でもかつて、山頂から千蛇谷を何百メートルも下り、谷から山頂にかけて溜まった雪渓の雪溶け水を集める水場に、毎日新人職員やアルバイトが背負子に20キロほどためる事のできる容器を括り付け登り下りした時代があった、今いるベテラン職員の若き頃といえばそう遠い過去ではない。
昔から人は歩いた、水を背負い歩いたのだ。
電気が無ければ、下から水をホースを使い引き上げる事は難しいだろうし、水道が無い時代は町でも人は水を背負い歩いたはずだ。
かつては皆が当たり前のように水を背負い町を歩いた時代があったと想像すると、ほんの20、30年ほど前には山では人が水を背負い歩いいていたという事実は非常に原始的なものを感じずにいられない。
その当時、新人として毎日水を汲みに行かされた職員は、それがとにかく辛く、時を経て山頂小屋に天水をためるシステムの構築に成功した。
人間の進化と発展の縮図が山にはあるようだ。