山頂記録2018.7.31

7月31日 am5時00分
気温:15度
風:微風
視界:良好
くっきり影鳥海のさわやかな朝。
今日も暑くなりそう。

文化祭が終わり、ただただ友人の誘いに特に深く考えずノリで参加した選択授業のダンスの時間はあっという間にすぎさり、幕を下ろした。
それは自由気ままな中学の生活の終わりの幕でもあった。
では残りの時間は何かといえば、ただそこに住んでいたから、という理由で小学、中学と決められた学校へ通っていただけの田舎の中学生にとっての初めての試練、高校受験への本格的な準備へ入るからだ。
もし、目の前の進路が既に決まっていて、初めてダンスチームを組んだ4人の未来が全員分何となく想像出来てたとしたら、もしかしたらまた新たなダンスチームとしての目標を持ち、それに向かって一緒にダンスを続ける選択肢もあったかもしれない、
でもそんな事は全くわからなかった。
未来を見定め進学校へ行く為の勉強に励む者、それまでの勉強の不出来をみて入れそうな高校を探す者、そもそも高校に入れるかどうかもわからない者。
私は勉強は嫌いだったが成績は中ぐらい、だいたい試験の前日の一夜漬けでそれぐらいをキープしてきたから高校の選択肢はある程度広かった、ただ勉強嫌いを自覚していた為余り苦労する受験は勘弁だなと思っていた矢先、推薦入学制度の情報が入り、母方の兄弟が大工の仕事をしていたから、数学が得意、よし、建築設計士でもやろうと考え、クラスの担任に家の近くの工業高校建築科への推薦入学の希望を出した。
今思えば、建築家になりたかったのか、とにかく試験をスルーしたかっただけなのかはわからない。
ただ、仕事というものをよく知らず、自分の嫌いな勉強のようなもので、我慢して働いてそのかわりにお金をもらう、大人はみんなそうしてる。そんな風に思っていたような気はする。
だから仕事なんてなんでもいい、とその頃思っていたとすれば、毎日試験勉強なんて面倒くせー、みんな勉強してる時でも安心して遊んでいたいと考えていたかもしれない。

つづく。