山頂6時くもり
気温8.8度
風強風
視界50メートル
朝になっても風は収まらず。本日予定のモンベル主催のシートゥーサミット、誰か山頂までたどり着くのか?
2019.9.1
〜10年という時間の中で2〜
男は30歳から、、、
その言葉の通りこの30代の10年間は自身にとってあまりにも充実していた。
結婚、第1子誕生、起業、事業の法人化。
他の様々な出来事、まさにあっという間の10年間であった。
その前の自分が何も思い出せない程、人生をまた1からやり直したような真新しさがあった。
20代の頃には、30歳に自分はならないだろう、その前になんらかの理由で自分は死ぬ筈、そう信じていた。別に誰かから預言された訳でも、夜中に枕元で何者かに告げられたわけでもない。
ただそう信じていた。
だからあっさり30歳を迎えた日には多少なりとも驚き、なんの計画もなかった未知の領域へと踏み出した日は不安すらも頭をよぎった。
しかし直ぐにこう切り替えられた。
これ以上生きるとすれば、もう自分の為に何かをやる人生はやめよう。昨日まで自分勝手に生きてきたんだ、もう何もかも自分以外の世界に恩返しする為に生きよう。
これはこの時完成した今後生きていく上の基本的な考え方、そう決心させるほど、これまで自由気ままで自分勝手な生活を送り続けてきて、それは単純に周りのフォローがあり成り立つ事であり、自身の使命を全うするという自分なりの理由を優先させたものだった。
そんな自分の未知なる30代、山小屋2年目の2011年にスタートした鳥海山頂美術館は、自身初の社会貢献活動と言えるかもしれない。
つづく。