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鳥海山の山頂から

2019鳥海山頂記録8月17日

山頂7時嵐 気温14.5度 風 強風 視界50メートル 2019.8.17 今朝も風は治まらず強風のまま、午後には青空がみたい。   2010年山小屋管理人1年目。 何もわからぬまま管理人の仕事に就き言われるがままにこなす日々。 自分の目的は詩を書く事だとしても、雇い主である神社の役にはたちたい。 どんな仕事に対してもそうだが、詩人を自覚して生きる以上、自分の目的はその仕事ではなくその仕 […]

2019鳥海山頂記録8月16日

山頂7時嵐 気温15.2度 風強風 視界50メートル 台風の影響で山頂は大荒れ。 ひとまず明日の午前中までは山頂に近づく事なかれ。 2019.8.16 絶望シリーズ2 携帯の電波も結構届いちゃうの? ある日テレビの中の討論番組で “ふかわりょう“というお笑い芸人が携帯電話の利便性の話題に対してこう言い放った。 「携帯電話なんかストレスが増えただけじゃないか」 その一言は、妙 […]

2019鳥海山頂記録8月15日

山頂7時晴れ 気温16.2度 風無風 視界良好 朝から暖かい、くっきりとした今期一番のクオリティの影鳥海。今日も暑い一日になりそう。 “憧れの原始“ “ルーツオブヒューマン“ “人間はただの動物“ 人はその誕生から現在まで、必要に駆られ、又は利便性を求め、そしていつしか商売の一つとして、様々な発明を行いその生活を快適に変えてい […]

2019鳥海山頂記録8月14日

山頂5時晴れ 気温15.2度 風無風 視界良好 朝から暖かい、昨日は山頂にはありえないような暑さ。今日も暑い一日になりそう。   10年前の今頃。 山の生活も1か月をすぎ、仕事にも慣れ始めた頃、誰に打ち明ける事もない一つの絶望に囚われていた。 はじめての夏山シーズン山小屋管理人業務、今思えばその頃の私は、この仕事、標高2100メートルの環境に過度の期待を寄せすぎていた。 もはや下界の生活 […]

2019鳥海山頂記録8月13日

山頂5時晴れ 気温13.8度 風弱い 視界良好 風もなく穏やかな気候の山頂。 番外編 〜たまにある山頂付近での滑落事故3〜 ヘリ搬送と同時進行で消防のレスキュー隊10名ほどが編成され登山口から登り始める。 万が一ヘリが飛ばなかった時にもなるべく早く傷病者の搬送作業へ切り替えられる為だ。 山頂小屋へなんとか運ばれた傷病者は最低限の応急処置だけを施されなんとか屋根のある建物の中で一夜を過ごす事になる。 […]

2019鳥海山頂記録8月12日

山頂5時ガスの中 気温14.1度 風やや強い 視界50メートル 朝は霧の中、霧は薄く明るくなるにつれ遠くの景色も薄っすらと形を現す。 風が落ち着けば山頂も晴れるだろうか。   番外編 〜たまにある山頂付近での滑落事故2〜 案の定、簡単に傷病者は確認できず。 装備を整えて今だに大量に残る雪渓の上に出た所で発見。 まずはケガ人の状態を確認、緊急の処置を要するの出血の有無などを診て、付き添いの […]

2019鳥海山頂記録8月11日

山頂8時 晴れ 気温15.6度 風 無風 視界良好 山の日!今日は穏やかな登山日和。 2019.8.11 番外編 〜たまにある山頂付近の滑落事故〜 鳥海山の頂上といえば、新山2236メートルの大昔の噴火でできた完全なる岩山である。 他と比べても特異ながれ場はなんとなくのルートをペンキで記した矢印をたよりによじ登り、浮石が当たり前にある不安定なルートを降る事となる。 登山での遭難のほとんどは下山中、 […]

2019鳥海山頂記録8月10日

山頂 濡れガス 気温 14.1度 風 やや強い 視界 30メートル 昨日の午後から晴れて夜は星が出ていたが朝には風が出て山頂はすっかりガスの中、午後には晴れる予報。 2019.8.10 山小屋荷上げ作業1日目の夜、 山小屋管理人が自分を含め2人、神社職員4人、荷上げ作業の手伝いが3人。 賑やかな晩酌となる。 全員が山形県の方々で、やはり訛りが違う。 はっきり言って何を話しているのかさっぱりわからな […]

2019鳥海山頂記録8月9日

山頂 霧雨 気温14.1度 風 強風 視界30メートル 昨日までとはうってかわって霧雨の強風、台風崩れの影響は明日の午後までの予報。   ヘリコプターで運ぶもの、 人間。 販売用ビール、ジュース、水、酒。 三カ月分の食料に宿泊者用毛布約300枚。 発電機を動かす軽油、ストーブの灯油をドラム缶で。 スタッフ各自の荷物。 正直、山頂小屋には何があり何がないのか、たんなる無人の山小屋のイメージ […]

2019鳥海山頂記録8月8日

山頂 晴れ 気温 16度 風 弱い 視界良好 天に薄曇りを添える青空、太平洋側が曇っているのか影鳥海はでなそう。 2019.8.8 いざ、文明の利器無き原始の世界へ。 2010年6月半ば、ヘリコプターでの荷上げ作業への参加。 とにかく何もわからないまま雇い主である山形県遊佐町吹浦の鳥海山大物忌神社の職員の指示に従い、山小屋営業に関わる準備作業を経てバタバタと出発の日となった。 誰も知り合いがいない […]