山頂記録2018.8.6

8月6日am5時30分
気温:14度
風 :弱い
視界:50m
昨日の嵐は過ぎ去り、微風と深いガスの静かな山頂。ガスの奥から鳥の声が聞こえそれは天気の回復を意味する。

当時、
街の文化会館と呼ばれる施設(図書館、コンサートホールなどの複合施設)の周りの公園は、ガラの悪い連中、いわゆる不良の溜まり場のような場所で、そうゆう事に敏感な高校生ぐらいの年代の間では、
「さっさと素通りするべき場所」
として知られていた。
当時の自分は、自分の事を不良とは思ってはいなかったし、そのような風貌やファッションは自分には合わないと理解していたけど、入学した工業高校は9割以上が男子の、むさ苦しい学ランの不良がたくさんいて、同級生のそいつらとは皆とよく馬があい友達だった。
ただ、
その不良同士の上下関係や先輩後輩のような縦社会みたいなものは自分にとってとても煩わしそうで敬遠していたから、同級生以外の付き合いはほとんどなかった。

ある日、その文化会館の脇を自転車に乗って通り過ぎようとした時、私の名前を呼ぶ声があり、立ち止まった。
呼ぶ声が中学時代の仲のいい先輩だとわかったから近づいていくと、そこにはそこにいつもたむろしている不良達だった。

つづく