8月3日 晴れ
気温 13.4
視界良好
風弱い
昨日に引き続き影鳥海出現。今日はたくさんの登山者で山は賑わうでしょう。
2019.8.3
私が鳥海山山頂小屋の管理人の仕事に就いて今年で10年。
今年が40の歳だからちょうど30歳からの10年間6月半ばから9月半ばまでの3ヶ月間をこの標高2100メートル付近のまるで街とは仕様も気候も違う非日常を日常として暮らした。
猛暑も熱中症もカキ氷も水着ギャルもすっかりテレビの中の世界でしかない。
いったいこの10年とは何だったのか?
このブログの意味は最初の5行程度の山頂の朝の天候情報の発信だとして、それ以下の散文は私個人の10年の歩みの意味をまとめる為のメモのように使わせていただく事にする。
さて、
何から思い出せばいいのだろうか。
とにかく今一言言える事は、人間の10年などほんの一瞬の出来事に過ぎないと言う事。
そしてその一瞬の10年後の現在はやはり10年前に思い描いたものとは全く違うものだということ。
いや、全く想像もつかない結果だということ。
つまり何かを思い描いていた訳でもない、
ただただ目の前に不意に訪れる運命を受け入れ続けるだけで良かった。
それしか出来なかった。
そうだ、まずは10年前から始めよう。
続く。